小児の気になるおくちの病気
7月も半ばに入り、暑い日が多くなってきましたが、いかがお過ごしでしょうか。
今回は小児(主に乳幼児)のお口にかかわる病気について、2つ紹介します。
HPP(低ホスファターゼ症)と手足口病についてです。
◎HPP(低ホスファターゼ症)
(アレクシオンファーマ社HPPサイトより)
『強く健康な骨を作るために必要な「アルカリホスファターゼ(ALP)」という酵素の働きが
悪くなったり、働かなくなったりするために起こる病気で、
歯や骨を中心にさまざまな症状があらわれる病気』とのことです。
歯の症状としては、乳歯が4歳未満で自然に脱落する(抜ける)ことや
抜けた乳歯の根っこがしっかり残っていることが挙げられます。
通常であれば4~5歳頃に乳歯が自然に抜けて、大人の歯(永久歯)に生え変わっていきます。
その際、根っこが自然に溶けて(吸収して)、ほぼ歯の頭部分だけが抜けてきます。
ただ、上記赤字の症状が疑われた場合は、歯科と医科で連携して対応していく必要があります。
◎手足口病
文字通り、手や足それに口において発疹ができる病気で、
インフルエンザなどのようにウイルス性疾患と言われております。
ここ横須賀市では今月に入り、流行警報が発令されました。
(参考記事はこちら)
(口にできるウイルス性疾患には口唇ヘルペスも挙げられます。)
出典:日本小児歯科学会サイトより
手足口病に関しても歯科と医科(小児科)で連携して、取り組む必要があると思われます。
なお、横須賀市内では新型コロナウイルス感染症にかかられた方が、
ここのところ増加傾向にあります。詳しくは横須賀市のサイトをご覧ください。
手洗い・うがい等に加え、適切な口のケアも有効とされています。
引き続き、感染対策にご協力よろしくお願いします。
上記疾患以外でも、年齢を問わず口のことで気になることがございましたら、
お気軽にお問い合わせください。
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