ことばの日
新年度が1ヶ月たち、新生活を始めた方にとっては少しずつ慣れてきた頃かと思います。
突然ですが、「ことばの日」があることをご存知ですか?
「ことばの日」は5(こ)1(と)8(ば)の語呂合わせで、5月18日となりました。
「ことばの日」の由来は、
『ことばとは、言と葉の複合語。葉は豊かさを表しています。
日付は言葉の「葉」が5月の新緑の瑞々しさを表しているとの思いと、5と18で「こ(5)と(10)ば(8)」と読む語呂合わせから。
「ことば」を大切に使い、「ことば」によって人と人とが通じ合えることに感謝し、「ことば」で暮らしをより豊かにすることが目的。漢字の「言葉の日」ではなく、ひらがなの「ことばの日」としたのには手話や点字など広い意味での「ことば」を知ってもらいたいとの思いが込められている』
<ことばの日公式サイトより>
とされています。
そこで、今回は「ことば」にまつわる当院の取組みを紹介します。
〇口腔機能低下症への対策
最近、ことばが出にくくなったり、会話中に舌を噛むことが多くなっていませんか?
次に示すことばを正確に(できれば早く)3回唱えてみてください。
☆初級編
なまむぎなまごめなまたまご
漢字で書くと【生麦、生米、生卵】となります。
しっかり言えましたか?次は少し難しいです。
☆上級編
こつそしょうしょうよぼうとせいかつしゅうかんびょうよぼうでけんこうじゅみょうをのばそう
漢字と読点で表すと【骨粗鬆症予防と、生活習慣病予防で、健康寿命を延ばそう】になります。
一息で言うのは大変なので、読点ごとで区切って話すのがポイントです。
2つの言葉、以前と比べて言いにくくなっていた方、いませんか?
そのサインは身体が衰えるきっかけかも?!
さまざまな研究で、口の機能が落ちてくると、身体の機能も低下してくることが指摘されています。
少しでも長く、健康で長生きするために、ぜひお口の機能を検査してみませんか?
現在、50歳以上の方でお口の機能のささいな低下(オーラルフレイル)が気になる方を対象に、口腔機能検査をおこなっています。
内容は滑舌の測定を始めとして、口の渇き具合や舌の力・咀嚼能力の測定などです。
各検査はそれぞれ、専用の器械を使用します。
検査の結果、口の機能低下が認められた場合、機能の向上(維持)のために指導をおこない、
原則3ヶ月毎に再検査を実施していきます。
費用は、健康保険治療の範囲内でおこないます。(400~1200円ほど、負担割合による)
所要時間は約30分ほどです。
気になった方は遠慮なく当院スタッフまでご相談ください。
〇聴覚障害者への対応
当院では、手話ができるスタッフを置いているほか、磁気ボードによる筆談を積極的に行っています。
また、横須賀市役所地域福祉課や各地域包括支援センターなどの公的機関とも連携しています。
当院外来へ通院が難しい方へは、訪問診療も実施しています。随時受付しております。
担当のケアマネジャー・相談員の方に相談いただくか、当院までお問い合わせください。
訪問診療についてはこちらをご覧ください。
☆このほか、総合病院や訪問看護ステーションなどに所属している、
言葉のリハビリの専門家である『言語聴覚士』の方とも連携を取りながら、
診療ならびに指導をおこなっています。
文字のやりとりが多くなっている現代、ぜひ「ことば」について考えてみてはいかがでしょうか。
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